2013-01-01から1年間の記事一覧

全部ドブ色

いい感じでポンコツ いつも通りの平常運転 節穴チャクラにドングリ詰めろ! 見ぬ振りしたってチラチラ見てる 耳を塞いだって頭蓋骨にこだまする 異物が空腹にめり込む 喉が拒否する 声が出ない 毛穴から洩れる空気 摩耗する時間 無知を装ったザラザラした感…

ばかをみる目でばかをみる

消えていく からだが消えていく 透明になる 丸見えの向こう側 その目に映らなければ 何の意味もないし 映っていないから やっぱり何の意味もない 景色未満 ギリギリの存在 あるのは 虚ろな意識のみ 踏み砕かれた記憶媒体 フレームごとフェードアウト 取り残…

3月ってしんどい季節。

花粉みたいに文字を散らして その目に侵入 あなたに直接アレルギー反応 薬も効かないわたしの言語 血管に入り込んで全身を巡る 脳味噌 肺から 肝臓 腎臓 心臓破ってこんにちは。 斜め後ろからドッキリカメラ 隙をつかれてうろたえる よろけた足下の床が抜け…

わたしの切れ端

携帯電話(めっちゃガラ)で歌詞を書き始めてから10年以上経つ。 いろんな携帯を試したけど、人生で一番しっくりきたのがコレ。 カシヲ計算機製の「W41CA(めっちゃガラ)」。お気に入りの点は以下の通り。 ・まず、持ちやすい。(角が丸くて手になじむ) ・…

死神を見た

きのう死神を見た 夕闇の中でにっこり笑って 歩道の向こうに立っていた 風にたなびく布を纏って 鮮やかな漆黒 くるりとうねった大鎌の先に 突き刺さってる真っ赤な果実 おひとついかが?食べて味噌 魅惑の味に踊り出す臓物 もうひとつ、もうひとつ、もうひと…

ごぶのさたです

もうずっと普通の文章とか思ってること書いても その意味とか考えちゃうと更新ボタンぽちり押せずに 消しちゃうことが多くて、思うがままに出てきた言葉を組み合わせて 意味を吹き込むばかりになっていましたが、 なんだか去年の秋あたりから今年の今現在ま…

終わらない夜

終わらない夜があるならば今かも何から何まで上手くいきそうガリレオと覗く望遠鏡ガニメデの向こうまで飛んで行けそうhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%83%87_%28%E8%A1%9B%E6%98%9F%29初めてのことばかりしたいの可能性の光は…

分離しても融合

分離しても融合 脳と心臓はいつも不一致 やわくて華奢な手にこねくり回されて やっと固形になったのにたぶん、ずっと知っていた 知らなかったのは、その形だけ 同じ大気を吸い込んで 同じ二酸化炭素を吐いている 同じ時間の流れの中で 同じ溜息を吐いている …

雪が降るかもの夜

雪が降る予定の夜 息の白さに気づくことも少なく トンネルから抜け出すことばかりを考える 向こうに待つのは一体誰だ 下品な4つ打ちに身を任せ 下品な振りして上品に振る舞う 誰も居ない半径2メートルに吹きすさむ隙間風を埋めるものは 音符以外の何物でもな…

片腕ポッキリ

片腕骨折った 堅いコンクリートに 手の平しこたま打ちつけて 腫れた手首に巻きつける真っ赤な麻の縄 遠くの誰かの体に巻きつく やっと捕まえた もっと時間に刻んでおくれ 爪の食い込んだ痕に注ぎ込む 甘い香りのするオイル ニアミスの唇に正面衝突 これ以上…